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企業名
住所
電話
HP
代表
資本金
従業員数
概要
株式会社 美喜仁
群馬県桐生市本町4-78
0277-44-5921
http://www.bikini.co.jp/
代表取締役社長 坂入勝
20,000,000 円
240 人
群馬県内に海鮮ダイニング美喜仁館(大型店)を3店舗や海鮮・和惣菜のテイクアウト専門店「活美喜仁」は、桐生市内及び高崎高島屋に出店しています。
■商品とサービスについて
①御社の商品・サービスについて教えてください。
群馬県内に海鮮ダイニング美喜仁館(大型店)を3店舗のほか、桐生市内の美喜仁本店での食事処「ー雅庵ー」、美喜仁桐生会館を展開。海鮮・和惣菜のテイクアウト専門店「活美喜仁」は、桐生市内及び高崎高島屋に出店しています。
お寿司・和食をメインに、ステーキやパンなども展開。コロナ禍ではお弁当が中心になっていて、並行して宅配サービスなどにも力を入れてます。
②自社の商品やサービスに、どのような特徴があると考えてますか?
弊社では、大卸から直接仕入れできる物流システムを構築しています。一般には、大卸→仲卸→買い付けとなりますが、自社トラックで卸市場で当日に買い付けてくるのが特徴です。築地だけでも40年通う中で大卸の方と親しくさせて頂き、直接買い付けできるようになりました。商品によっては大きな商社から仕入れることもあって、産地直送にも拘っています。商品によって多様な仕入れルートがあるのですが、それらこそ我が社の財産であり、商品力を支えている特徴です。
また、職人が50人在籍していることも大きいです。技術ある方々が、調理・加工してお客様へ提供しています。仕入れの中間コストをカットすることで、お客様への提供価格を下げるよう工夫しています。他店舗での展開では、仕入れ努力の効果も大きく、私たちも努力を惜しまず力を入れているところです。

代表取締役社長 坂入勝
■アウターブランディング


①会社として大切にしていることはどのようなことですか?
当社は、「地元地域密着企業」です。お客様をはじめ、地元の事業者など、地域社会の関係の中で、生かされていると感じています。地域の事業者と連携し、食を通して幸せを届け、お客様の大事なシチュエーションを支えたい。三方よしの精神で、地元のお祝いや集まりの時にお声がかかるようにという思いで事業に取り組んでいます。
当社の目的は利益の追求ではなく、お客様に心から喜んでもらえる味、サービスの提供をすることです。真摯な気持ちで仕事に取り組むことで自ずと結果はついてくると考えます。お客様だけでなく、美喜仁をとりまくすべての人々が幸せになる事がわれわれの目標です。
②将来的にどのような会社にしていきたいか?
正直なところ、コロナ禍になって、5年後10年後の計画が見えていない状態です。コロナ禍以前は、五ケ年計画も立てていましたが、今は、まっさらにして、新たに計画立てているところです。私たちは、飲食店で働く人が“カッコいい”と思われるような地位の向上を目指しています。
食を通して地域に貢献していきたいと思っています。桐生市民文化会館をネーミングライツで「美喜仁文化会館」にして桐生市に貢献したり、自社で外国人労働組合を作って労働力を継続的に確保できるようにしていきたい。売上高4倍を目標にした経営計画を作っており、BCPの視点も入れています。そして、将来的には、IPOの実現を目指していきたいと考えています。
③経営者として大切にしていることは?
お客様に対する思いとしては、徹底的なお客様目線を大切にしたいと思っています。お客様の声を第一に考えたリアクションを取っていく。スピードを重視して、お客様の声をしっかりと受けとれるように、アンケート回収率をKPIに入れています。
従業員に対しては、若返りを図り、20代、30代を料理長にして、その下に若い人についてもらいます。シニア層には経験を活かして、サポート役をお願いしていきます。高卒や専門学校卒の若い世代を採用し、これまでの人事体制を変えていきたい。調理スキルだけでなく、社員の中に、私たちの仕事に対する価値観を育てていき、美喜仁のDNAを継承できるように育てていきたいです。
■インナーブランディング
①人材育成について取り組んでいることはありますか?
私たちには、多業態(寿司、和食、肉、卸売、パン事業部、ホテル出身の接客)でのプロをつけた研修を行っています。社内での様々な業務をリンクさせた学びができるようにしています。また、大きな特徴としては、将来を見据えた上で働いてほしいと考えているので、社員の独立を積極的に応援する「独立支援制度」を設けています。独立後は、固定費や仕入先を共有する仕組みで、実際にその制度を活用して、独立した元社員もいます。
社員として働きながら学び、技術を磨き、経営者に近い視点・視座で、一緒に働くことは、大きな成長を促します。
②平均年齢や平均勤続年数について教えてください。
平均年齢は44歳。若手もいますが、一定の元気なシニア層もいます。平均勤続年数としては12年ですが、長い人だと60年ほど働いていたりもします。
どの業界でも言えることかもしれませんが、最近では、若手の離職率は高いですね。弊社では、3年いてくれればいいと考えています。ですが、逆に、若手が幹部になったり料理長になったり、また一回東京に出てまた戻ってきてもらえたりこともありますね。
③社員にはどのようなことを求めてますか?
正直、素直さ、それと、積極性です。どんなことでもいいので、夢や目標をもっていて欲しいですね。それと、他責ではなく自責で考えられる人であって欲しい。ミスがあったら自分が悪いと思うことで、改善できることがありますからね。


取材感想
坂入社長の「地元地域密着企業」であるという言葉が印象的でした。企業として売上を上げるだけでなく、その「利益をいかに地元に還元していくか」、還元してこそ地域貢献であり、地元に根づくとはまさにそういう事であると学びました。企業と消費者の行来でなく、消費者・企業・地域社会へ相互に関わり循環していくこと、これこそがビジネスの本質なのだと坂入社長の話をきいて気が付きました。